【G.SAKAI/ジーサカイ】Luigi Colani/ルイジ・コラーニ ナイフ

ドイツのデザイナー「ルイジ・コラーニ」氏と、国産ナイフメーカー「G.SAKAI」によるナイフです。
コラーニ氏独特の流れるようなデザインがいかんなく発揮されている逸品。
1980年代に作られたというこのナイフは、惚れ惚れするほどの完成度の高さです。
細部にわたるまで非常に丁寧な作り。
一見ブレードとグリップのサイズがアンバランスに見えるのは、おそらくこのグリップが2つの握り方を想定しているため。
指穴に人差し指を入れて長めに握る方法のほか、さらにその外側で親指を上の台状部分にのせ、ブレード近くを握ることが可能になっています。
どちらの握り方でも、自然に手に馴染んでしまうところは流石。
また、このグリップはプラスチックで作られているはずなのに外側からは全くその継ぎ目が分かりません。
指を入れる穴の内側にのみ、わずかに継ぎ目の跡が残っていますが、どのように加工したのか謎です。(外側の継ぎ目を全て後処理で消したのであれば、相当見事な仕事)
ブレード自体はシンプルですっきりとした形状。
この鋼材はグリップ後端まで繋がっており、強度と重量バランスを保っています。
専用の木製ケースがあり、こちらも非常に凝ったデザイン。
グリップ部分が波状になっているあたりが、コラーニ氏らしさを感じさせるところ。
ちなみに現在G.SAKAIさんからは、同じくルイジ・コラーニ氏デザインのペーパーナイフが販売されています。
■参考ページ
ジーサカイ コラーニペーパーナイフ - どーむの出張日記 &○欲日記
そのペーパーナイフの画像が沢山。微妙なひねりと、革のケースがこれまたいいですね。